我が家の「永遠の０」。。。

遅まきながら先日「永遠の０」を観ました。
 

 

映画館へ行く元気のないわたくし、ＤＶＤが出るまで待っていました。

胸を詰まらせながら観ました。

 

我が一族にも「永遠の０」のような方がいらっしゃいました。。。

初めて写真を拝見し（凛々しいお姿だな～）って思いました。

お会いしたこともない伯父さん。。。生まれたばかりの男の子を残し、享年２７歳で日本を守るために尊い命を犠牲にしてくださいました。

 

出征するときには妻と子が眠っている間に家を出られたそうで、そんなお話を聞くと胸が切なくなります。

偶然にも今年、その伯父さんの手記と写真を拝見することとなり、

 

私はその伯父さんの数枚の写真を一枚にまとめ、手記のコピーと一緒に残せるようにしてあげたいな・・って思って作り出したんですね。

 

すると途中から涙がぼろぼろ溢れ出し・・・出来上がってから母に渡すときは号泣しながら

「お母さん～こんなの作ってみたんだけど涙がでてしょうがないの。伯父さんが自分の存在をみんなに知ってもらえる感謝の涙を流しているみたい。。。」ほんとにぼろぼろ大泣きです。

 

私の体質は少し特殊で、たまにこういうように亡くなった方の魂がつながることがあるようです。戦死なさった時の無念さや、こうして自分の事を語ってくれる嬉しさとかの入り混じったような思いが涙と共に溢れてきました。

伝え終わったら、す～っと涙はひきました。。

 

この写真は出撃前のだそうです。矢印の人が伯父さんだそうです。

ドラマではなく現実の写真なんですよね。。。じっと見つめていると胸が切なくなります。。

こんなドラマのようなことが現実にたくさんあってたのですよね。。。
 

日記を読むと良く似た状況の「永遠の０」。。。伯父さんをダブらせて観ましたので胸がつまるところがいっぱいありました。

 

特攻機を守る飛行機に乗っていたようです。実話の日記は難しくて読めない部分がありましたが、それでも状況はよくわかりました。妻や子を思う気持ち、お国を思う気持ち。。。

こんな思いだったんだ。。。私たち一族はそれぞれに読みながら泣いていましたね。。。

そして最後の一枚の用紙・・・出撃名簿とその下に・・『未帰還』の文字。。。

しばらくはその文字をじーっと見つめていました。。。

 

いっぱいいっぱい書きたいことはあるのだけれど・・・ここに伯父さんの事を少しだけ書き残しておきたいと思いました。

 

「永遠の０」を見る時期と、伯父さんの写真や日記を知る時が同じ時期になったのは偶然でしょうか。。。ただの偶然のようには思えないんですけど・・・でも良かったです。

 

私はお堂でおまいりをするとき、一族の方で亡くなった方のご供養を毎回させて頂いていますが、今までは顔も知らない伯父さんだったのが今回の事でとても身近にそしてさらに深い思いが増してきました。

 

『伯父さん、私たちは伯父さんたちの尊い命の犠牲の上に今日がありますが、私たちなりに一生懸命生きてます。ありがとうございます。』

 

もうすぐお盆ですね。

お堂では戦争で犠牲になられた多くの方々のご供養もつとめさせて頂いております。

今年も、より深い思いでご供養をさせていただきたいと思っています。

 

お堂のお盆供養祭は8月16日午後7時から・・・

雨が降らないといいなぁ・・・

 

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